RV（通貨評価替え）と呼ばれる経済用語が話題になっています。

RVは、通貨評価替えと呼ばれるもので、これによって現在の通貨の価値がリセットされ、それにともなってベトナムドンやルピア、イラクディナールなどが暴騰するとも言われているようです。

数年前からRV（通貨評価替え）が注目されているのですが、どのような影響があり、本当に魅力的なのか知りたい方がいるかもしれません。

まだ、はっきりとしない部分もありますが、ここでRV（通貨評価替え）についてあらためて考えていきたいと思います。

●RV（通貨評価替え）のポイント

RV（通貨評価替え）は世界通貨改革、GCRとも呼ばれる用語とセット使用されている用語です。

非常に複雑なイメージを持つ内容ですが、とっても簡単にお伝えしていきます。

まず、現在の通貨の価値を握っているのは世界の中央銀行だと考えられています。

通貨は、発行者が必ず儲かる仕組みとなっており、利息を発生させることができる銀行のシステムがそういった形です。

お金を発行することで利息などの発行者側が儲かるシステムですが、取引を介在するだけで無限に利益を得ることができる状態を是正しようといったかたちになります。

通貨発行の仕組みが詐欺的であるといったことから、RV（通貨評価替え）が実践されると銀行は解体され、新しい通貨取引の世界がやってくる可能性があるわけですね。

●住宅ローンがチャラになる可能性

RV（通貨評価替え）が起こると、住宅ローンなどがチャラになる可能性があると言われています。

住宅ローンがチャラになるのであれば、カーローンなどもチャラになる可能性があるでしょう。RV（通貨評価替え）が起こる前の銀行のやり口が詐欺的といった内容であることから、解体されれば間違いなく住宅ローンの支払いはチャラになるでしょう。

さらに、今まで支払ってしまった分も不公平になるといったことで、その分の返金もあると言われています。

これを読んでいると、RV（通貨評価替え）が実現しそうな雰囲気になってきた時に銀行から借りれるだけ借りておこう、と考える人もいるかもしれません。

たしかに理屈的にはRV（通貨評価替え）によって住宅ローンがチャラになるなど、利益を得られるような気持ちになります。

しかし、後述するようになかなか難しい問題もあると示唆されている実情もあるため注意が必要です。

一体、RV（通貨評価替え）が起こると何がいけないのでしょうか。

●円の価値が下がる？

RV（通貨評価替え）が行われれば、ベトナムドンやルピア、イラクディナールが1000倍以上に暴騰する可能性がある。

そんな話が数年前からまことしやかに噂されています。

そのため、近年ではベトナムドンやルピア、イラクディナールなどの購入を進めている人たちもおり、日本人の購入数がかなりの倍率になっているとも報告されているほどです。

とくに購入には問題はありませんが、やはりその背景にはベトナムドンやルピア、イラクディナールがRV（通貨評価替え）によって1000倍以上高騰するかもしれないからといった話があるからでしょう。

この部分は、専門家によってあり得る可能性があるといった方、あり得ないといった方など意見が分かれています。

さて、仮にRV（通貨評価替え）によってこれら通貨が1000倍になったとしましょう。

しかし、わかっているのは1円が1000倍になったわけではなく、購入した時の通貨が1000倍となっており円の価値が1000分の1になっている、といった内容です。

つまり、住宅ローンで3000万円が戻ってきても、その3000万円は100分の1の価値にしなかっておらず、ある意味で大損している可能性もあるということなのです。

●そもそも上がらない？

RV（通貨評価替え）によって、ベトナムドンやルピア、イラクディナールなどは価値が高まらないといった意見もありました。

そもそもマイナー通貨であることから流通量が少ない、政府が為替をコントールしていることから、いきなり1000倍にするといったことはあり得ないだろうといった意見があるのです。

たしかにイラクディナールは換金場所もほとんどなく、購入するにも正規価格で購入できないことも珍しくありません。

価値が爆発的に上がるといったイメージは、あまりないのかもしれません。しかし、それとRV（通貨評価替え）が行われるか否かの話は変化していきます。

仮に、RV（通貨評価替え）が行われてBRICS通貨などが導入された場合、話はかなり変わってくるでしょう。

今ある紙幣そのものがなくなり、新しい単位の通貨が出てくるのであれば高騰はややあり得ないといった見解にもなるかもしれません。

このところは、自分でしっかりと吟味する必要があるのではないでしょうか。

●まとめ

RV（通貨評価替え）は、まだまだ都市伝説という話もあります。

しかし、経済が絶対的な不況になっている今、この説は今や理想論ではないとも考えられます。

ぜひ、RV（通貨評価替え）についてより詳しい情報を集めてみましょう。