金本位とは?管理通過制度の時代はもう終わる!
RVと呼ばれる通貨評価における天変地異的な話。
世界中の投資家のみならず、私たちの一般生活にも影響を及ぼすことから近年話題で持ちきりです。
通貨評価替えという意味合いのRVですが、これが起こった際、通貨を評価するベースが金本位になるといった話になっています。
なぜ、今までの通貨ではなく、金本位といったかたちになっているのでしょうか。そこをあらためて知ることで、RVや通貨についての秘密がわかってくるかもしれません。
●管理通過制度の今
今、私たちはドルや円、ポンド、ユーロなどを主体とした通貨でのやり取りが基本となっています。
その昔、物々交換していた時代ではなく、通貨というかたちのお金のやりとりでものやサービス、さらにさまざまな部分のやり取りが行われているのが現状です。
為替などを気にせずに生きていける方の中には、通貨はどこも同じような価値を持っていると考えているかもしれません。
おにぎり1個が100円といったかたちで考えている時、ドルだと1ドルということで、ただその単位が違うだけといったイメージです。
しかし、実際にはその価値は日々変化しており、国によってもその通貨の価値が大きく変わってくるわけです。
例えば、1ドルが100円の時代もありましたが、近頃は150円を超えるようなかたちになっています。
来年、もしかしたら200円となっている場合もあるため、そうなった場合はおにぎり1個買うにも大きく価値が変わることがわかります。
●不公平である
現在の通貨を見ていきましょう。
ドル一強と言われる時代が続いていますが、これは通貨のレートがほとんどドルをベースにしているといった状況ということです。
例えば、とある年に1ドルが100円だったとして、日本がアメリカから物品を100ドル分購入したとしましょう。
その際、日本側が支払う金額は10000円となります。
一方、ドルが200円といった場合は物品の価値は一切変わっていないものの購入する際は日本側は20000支払わなければなりません。
であれば、アメリカから買わなければ良い。そういった考え方になりますが、輸出や輸入などの交換条件がドルオンリー、さらにそれらを輸入しなければ国内経済がガタガタになるといったシチュエーションだったらどうでしょうか。
儲かるのはアメリカ、ほかの国は大金を出して貧しくなり続けるといった構図になります。
さらに通貨を発行、つまり世界銀行などそれらを牛耳っている存在は通貨を発行すればするほど利益が出る仕組みになっているため、結果的に特別な存在である国だけ豊かになり、そうでない国はどんどん貧しくなってしまっているのです。
●金本位の時代
さて、そんな中で叫ばれているのがRVなどの通貨表替えなどのシステムです。
これは、今までの通貨の価値を金本位に戻すことで平等になる上に、今まで価値の低かった通貨が日の目を見るといった改革です。
金本位というと、今の時代はあまり耳にしない内容ですが、じつは古く世界や日本は金本位の生活をしていたことを忘れてはなりません。
金本位には、「金貨本位制」、「金地金本位制」、「金為替本位制」などといったさまざまな種類がありますが、固定為替相場制度を利用した金為替本位制がもっとも現代的な金本位の姿かもしれません。
金為替本位制は、自国と他国の通貨を一定レートで交換できる内容で、金を保有していない国でも通貨を流通させることが可能となります。
日本でも、1897年の日清戦争以降から金本位の体制をスタートさせているものの、その後の第一次世界大戦などの影響によって、結果的に金本位といった通貨制度は破綻します。
米ドルと金の価値を連動させるなど、さまざまな施策も講じられてきたものの、結果的に今の状況になっていきました。
●時代は変わる
さて、RVなどの通貨評価替えについてですが、昔のような完全な金本位といったかたちではなく、水面下ではそれぞれの国が保有する貴重な資源をベースに通貨評価が終えられていると言います。
金本位といったベースがある中、全く新しい通貨制度が誕生する可能性があるということです。
金本位になった場合、インフレを防ぐことができたり貿易を行えたり、為替相場が固定されるため通貨の価値が安定するといったメリットが多くあります。
現在の通貨制度を見ると、この金本位がもたらしくてれるメリットが全て破綻していることがわかるでしょう。
一方で、経済成長につながらないといった話もありますが、一方で貧富の差が縮まり、我々人間が目指してきた人類皆共存といった状況を作り出すこともできます。
儲ける国がとことん儲けるといった仕組みが破綻すれば、無駄な贅沢や自然環境破壊、暴力なども減り世界平和につながる可能性すらあるわけです。
●まとめ
通貨は私たちにとって当たり前の存在である一方、まだまだ知らないこともあります。
金本位の時代に戻ることが、今じつは人類が求めている本当の姿なのかもしれません。