タリバンもBRICSに興味!?市場も期待するBRICSの今!
RV、通貨評価替え、そして新紙幣発行における世界的な経済変革。
その訪れの鍵を握っているのが、BRICS(ブリックス)です。
マニアックな存在、メジャーではない通貨を発行する国々の集合体といったイメージの強いBRICS(ブリックス)ですが、今やアメリカを追い越し世界を席巻する連合になってきていることは間違いありません。
そんなBRICS(ブリックス)ですが、日々その力を強化しています。
一体、これから何が起こるのか、その流れを追っていきましょう。
●BRICS(ブリックス)は大きくなる
BRICS(ブリックス)は、ブラジルとロシア、インド、中国、南アフリカをベースとした国の頭文字から構成されている連合で、天然資源が豊富かつ広大な土地を活用した新たな成長が見込まれる国々が集まったものです。
その昔、BRICS(ブリックス)が誕生したばかりの頃はマイナーな存在として扱われていましたが、今やアメリカをはじめ世界が無視できない存在にまで拡大。
2024年からは10ヵ国体制となるなど、その規模を日々拡大している巨大な連合になりつつあります。
そもそも、2050年にはBRICsの4ヵ国がGDPで上位6ヵ国に入るというレポートもあるため、着実にその目標に向かってBRICS(ブリックス)が歩みを進めていることは明白です。
●新たな加入国に注目沸騰
BRICS(ブリックス)の中心的な存在はロシアです。
ロシアは議長国として活躍を続けており、今もなおウクライナへの侵攻は止めていないものの、その裏で様々な国との外交に積極的になっていることでも知られています。
さて、BRICS(ブリックス)に近頃、とてつもないニュースが飛び込んできました。それが、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権です。
タリバン暫定政権は、過激な報道が多いですが、なんと「BRICS」関連会議に参加したいという積極的な要請をロシアに伝えたというのです。
経済資源を有する国々から成るフォーラムであることを期待していると、フィトラト副報道官がビデオ公開していることなどから、タリバン暫定政権もBRICS(ブリックス)入りを狙っていると考えることができるでしょう。
ロシアもタリバンの加入で非常に心強いことになるでしょうし、タリバンなどアフガニスタンにおける立ち位置についても大きく変わります。
今のところまだ会議への参加はわかりませんが、それだけ注目度が高い連合BRICS(ブリックス)が急成長していることが伺えます。
●BRICS(ブリックス)は市場も注目している
BRICS(ブリックス)は、新興国から見ればまだまだ下の存在、また投資家たちからも負け犬の遠吠えだと思われている。
そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、BRICS(ブリックス)は上記でもお伝えしたように拡大の一途を辿っているほか、市場でも注目されていることがわかります。
まず、ブラジル株式市場が近頃大きく反発したことでもニュースとなりました。
欧米株高も買い安心感、通貨レアル高の進行と中国における金融緩和などが要因として上げ幅を拡大させていることで市場でも注目されるようになっているようです。
さらに、中国における金融緩和はロシアにも影響を与えており、買いが継続されていると言います。
もちろん、中国も高値水準を久々に回復させているほか、インドは厳しい部分もありながら今後、BRICS(ブリックス)の他国に引っ張られるかたちで反発していく可能性もあります。
結果的にBRICS(ブリックス)は、新興国として期待されていることの裏返しです。
市場で動きが活発化していること自体、多くの投資家たちがBRICS(ブリックス)の動きに注視していることの現れでしょう。
●武力ではなく理解してほしい
さて、BRICS(ブリックス)は過激であるという話もよく耳にします。
まだ加盟が決まったわけではありませんが、タリバンなどが入ることで、より危険な状況に追い込まれるのではないかと心配される方も出てくるでしょう。
しかし、BRICS(ブリックス)は武力を使って世界を滅ぼしたいのではなく、理解してほしいだけなのです。
RVの動きが活発化していることからも理解できるように、今の世の中は貧富の差が国レベルで激しくなりすぎています。
ドル一強、もはや誰もが平和で美しい世界などは夢物語であり、BRICS(ブリックス)もそれはおかしいと声を挙げているだけなのです。
しかし、米国を主体とした一部の人間は守銭奴であり首を縦には降りません。
RVの魅力もメリットも理解しているのですが、それに踏み切れない闇を抱えているのではないでしょうか。
●まとめ
BRICS(ブリックス)は、まだまだ拡大します。
豊富な資源を武器に、先進国が無視できない状況をさらに築き上げていくことでしょう。
BRICS(ブリックス)から、まだまだ目が離せませんね。