インドネシアルピアなど、マイナー通貨への投資を検討している方も多いようです。

マイナー通貨と一口に言ってもさまざまですが、ドルユーロ、円などとは違うマニアックな通貨と考えるとわかりやすいでしょう。

さて、そんなマイナー通貨が注目されているのがRVなどの存在によるものです。必ず高騰するといった話題が世間を騒がしていることに加え、昨今のBRICSの動きを見るに何かあるのではないか？と、期待されているようです。

実際問題、マイナー通貨は買いなのか考えていきましょう。

●マイナー通貨は期待できるか？

マイナー通貨とは、FX用語でよく耳にする単語です。

取引が少ない通貨であり、それだけ不安定であることから素人は手を出してはならない、そんなかたちで伝えられているものです。

しかし、ここ近年そんなマイナー通貨は必ず高騰するといった声が都市伝説的に叫ばれており、それに便乗した危険な商いをするような事例も出てきています。マイナー通貨が高騰すると言われているのが、RV（通貨評価替え）の存在です。

RV（通貨評価替え）は、今現在の通貨評価基準を一旦白紙にしてしまい、金本位制のように価値の変わることのない資源などを担保にした通貨制度になります。

それが起こることで銀行システムが崩壊し、さらに世界各国の通貨価値が見直され、マイナー通貨が高く評価されるといった話です。

たしかにRV（通貨評価替え）が起こりマイナー通貨の価値が高まったとすれば、それなりに高騰する可能性はあるでしょう。

しかし、断言できる話ではありませんし、いつどのタイミングで、さらに本当に起こるのかはまだ誰にもわかりません。

●BRICSを見ると期待できる

RV（通貨評価替え）ではなく、どちらかというとBRICSの動きがマイナー通貨の将来性を示唆しているかもしれません。

BRICSとは、ブラジル（Brazil）をはじめとした、ロシア（Russia）、インド（India）、中国（China）、そして南アフリカ（South Africa）などの頭文字をとったもので、その中心的存在は今はロシアと言われています。

ウクライナ侵攻におけるロシアへの風当たりは厳しく、アメリカを中心とした経済大国においては制裁を続けるなど、不安定な世界情勢の諸悪の根源的な存在として扱われているほどです。

しかし、そんなロシアが主軸となっているBRICSでありながら、年々加盟国が増加しているのが実情です。

2024年からはBRICSにアラブ首長国連邦（UAE）、イラン、エチオピア、エジプトが加盟、さらに多くの国が加盟を目指しており、あの北朝鮮もその加盟に興味を示しているといった報道があり驚かされました。

BRICSに参加する多くの国は新興国であり、そこで流通してる紙幣はマイナー通貨です。

要するに、BRICSが台頭し成長をつづけることでそれらマイナー通貨の国も発展、結果的に高騰する可能性があると示唆できるのではないでしょうか。

●トランプの牽制でなお現実的に？

マイナー通貨が高騰する、または何らかのかたちで価値が高まるケースは、「米ドル依存」から脱出した時だと言われています。

BRICSの目的はさまざまでしょうが、まずこれら新興国によってつくられた組織で回すことができる通貨を生み出し、「米ドル依存」を行い経済力を安定させるといったことです。

輸入・輸出など、国々のやりとりの主軸は米ドルとなっており、さまざまなしがらみよりアメリカが最も得をするような仕組みになっているのが実情でしょう。

「米ドル依存」による弊害は確実に起こっており、とくにマイナー通貨を利用している国などはどうあがいても米国に勝るような取引はできず、どんどんその価値を下げてしまっているところがあります。

しかし、BRICSの「米ドル依存」が成功した暁には、明らかにマイナー通貨は新しい世界が開けることから、かなりの高騰が期待できるようになるでしょう。

そして、ドル決済からの脱却を目指しているBRICSは暗号資産などを開発していると噂になっており、あのトランプが牽制したことで話題に。

都市伝説であれば無視で良いところを、わざわざ米国の大統領として返り咲くトランプが口を出したことは、現実味を帯びていることへの印と考えても良いかもしれません。

●マイナー通貨は期待できる

マイナー通貨は、何が起こるかわからない社会・世界情勢の中で、期待できる投資先かもしれません。

仮にBRICSが米ドルからの脱却ができなくても、新たな紙幣で経済を回すことは十分に想定できます。

そうなった際、今よりもマイナー通貨が高騰する可能性はあり、大変期待できる投資となるでしょう。

●まとめ

マイナー通貨は、まだまだ未知数の可能性を秘めています。

一方で、BRICSの動きを見るに何らかの新しい紙幣が誕生しそうな雰囲気は感じ取れるでしょう。

今まさに、時代が変わろうとしている瞬間なのかもしれません。

RV(評価替え)や今後の経済状況、金融に関しての旬な話題などを通して、あなたの大事な資産を守る為に、役立つような記事を投稿しています。

(あくまで個人の見解ですので、情報の活用や真偽については自己判断でお願いします）