BRICSが新たなデジタル通貨を発行！？ビッグニュースを知ろう！

RVなど､あらたな通貨基準の革命が起こると言われている昨今。

それら話題は都市伝説だと揶揄されながらメインストリームでは見過ごされていますが、じつはすでに水面下では大きな動きが活発化しています。

しかし、それら通貨評価替えの動きを公に示しているのが、BRICSの存在です。近年、BRICSは加盟国を多く増やしているだけでなく、RVに向けての活動を活発化させています。

そろそろ現実味を帯びてきた、驚きの情報を解説していきましょう。

●BRICSを考える

BRICSの情報を考える前に、あらためてBRICSについて考えておきましょう。

BRICSとは、ブラジル（Brazil）をはじめとした、ロシア（Russia）、インド（India）、中国（China）、そして南アフリカ（South Africa）などの頭文字をとった文字列であり、造語です。

ゴールドマン・サックス社によって使われ始めたビジネス用語ですが、今やBRICSはGDPにおいても世界でトップクラスの位置につけている注目すべき国家連盟であることが理解できるでしょう。

当初、BRICSは上記の国で構成されていましたが、現在ではその活動に賛同する数多くの国が加盟していることでも知られています。

2024年1月1日には、サウジアラビア、イラン、エチオピア、エジプトなどが追加され、これから先も数多くの国が加盟することで知られています。BRICSが勢力を伸ばし続けていることは素晴らしいことですが、一方で弱い国々の集合体、アメリカに対抗したいだけ。そういった意見もあります。

たしかにかたちだけで連盟しているのであれば、そのような指摘も間違ってはいないでしょう。

しかし、2024年以降、BRICSは確実に新たな活動を視野に動きはじめているのです。

BRICSがここまで注目されている理由のひとつが、RVと呼ばれる通貨評価替えと呼ばれるシステムが関連しているところにあります。

これは、中央銀行が全ての通貨を牛耳って一人勝ちし続けていることや実態のない儲けの仕組みができていること、そしてドルやユーロ、円などのメジャー通貨以外のマイナー通貨が不当に評価されていることを是正するための仕組みです。

中でも、ドル一強となっている状況を打破しない限り、世界中の貧富の差は埋まることはなく、さらに国としてアメリカ以上に成長できるチャンスがないといっても過言な状況です。

これら不当に扱われているマイナー通貨を持つ国、それがBRICSなのです。BRICSの加盟国のほとんどは独自のマイナー通貨を利用する国家であり、中国がとてつもない権力を持っているものの、ドルと比較すれば元もかなりのマイナー通貨と言えるでしょう。

BRICSが新しい通貨を構成したり、それらシステムをたしかなものに構築できた場合、RVの一歩手前といった状況が起こり得ることは容易に想像できるのではないでしょうか。

そして2024年3月、なんとBRICSが新たなデジタル通貨の発行へ向けて本格的に動き出したという、驚きのニュースが飛び込んできました。これについて、詳しく解説していきましょう。

BRICSは、以前から新しい通貨を発行するか否かで議論の的となっていました。

先延ばしになっていた話題でもあり、デリケートな内容だけになかなか進展しなかったというのが実情です。

しかし、2024年3月の報道によると、ロシアの大統領補佐官である人間がとあるインタビューで、デジタル技術やブロックチェーンなどの最先端技術で構築された、デジタル通貨とブロックチェーン基盤の決済システムを構築しようと考えているといった発言をしたのです。

さらに、ここで重要なポイントが、独立したBRICS決済システムという発言です。

BRICS決済システムとして完全に独立しているということは、BRICSに加盟する国の中で共通に利用できるユーロのような通貨になる可能性も高く、さらに独自のブロックチェーンで構築されるデジタル決済であることから、透明度の高いまっとうな取引をすることも可能になるでしょう。

さらに、ロシアの大統領補佐官は米ドルとは異なる通貨ということを語っており、米ドルに変わる強い通貨になることを期待していると考えているのです。

この動きが本格化することにより、全く新しい通貨基準が生み出されることは間違いないでしょう。

米ドルとは異なる通貨、それが新たなBRICSのデジタル通過です。

まだまだ、眉唾ものといった話で聞いている方もいるかもしれませんが、実際に2024年10月に行われるBRICSの次回首脳会議でこれら内容が討論されると期待されています。実際にこの時、話題に登ればあとは早いでしょう。

マイナー通貨がどうなっていくのか、それらに取り込まれ新たな価値を見出す通貨となるのか。

RVに期待している人間であれば、BRICSのこのニュースは避けては通れない大きなニュースであることは間違いありません。