10月に首脳会議!BRICSが叶える世界地図の変革!
BRICSの勢いは止まりません。
いや、むしろより勢いづいていると考えても良いでしょう。
近頃、習近平国家主席が米国で会談するなど国際活動が目立ち始めていることも、BRICSがより世界を見据えていることの証拠ではないでしょうか。
BRICSが動けば、RVなどが現実味を帯びてくるわけですが、さすがにいきなり何かを起こすということはありません。
少しずつ脇を固めて、堅調な姿勢で世界通貨を変化させる動きが見て取れます。
今、BRICSには何が起こっているのかその現実を見ていきましょう。
●首脳会議が行われる
BRICSは、現在はラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国、エジプト、エチオピア、イラン、アラブ首長国連邦といった9カ国が集う連合となっています。
ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の頭文字から構成されているものの、加盟国はこれからも増大していくことは間違い無く、場合によっては日本も加盟する可能性すらあると言われているほどです。
さて、そんなBRICSが大きな動きを見せるのはまだまだ先といった話もあります。
しかし、それはあり得ません。
詳しくは後述しますが、BRICSにデジタル通貨導入といったニュースがあった時点で、BRICSはすでに通貨評価替えという新しい世界への準備段階に入ってきたのです。
さて、そんなBRICSが大きく変革を迎えるタイミングはまさに首脳会議です。
次の首脳会議でRVや新通貨の話題が出ると噂されていますが、そのタイミングはなんと、10月22日から24日。
さらに会場は、ロシアのカザンが会場ということで、大きな話題になりそうです。
メンバー拡大後初の首脳会議とあり、何か大きな発表があることは間違いないでしょう。
●デジタル通貨が最大の武器となるか?
BRICSは、今まで新しい通貨を生み出すなど、噂といったレベルでの活動しか目立つところがありませんでした。
何らかの脅威になると噂されるだけで、実際の動きはなかなか鈍いところがあったことは間違いありません。
しかし、その期間新しい加盟国を増やすことに懸命になっていたということもあり、これからBRICSの活動の本番がやってくるはずです。そして、そのひとつがBRICSにデジタル通貨導入といったニュースでした。
ビットコインなどをはじめとした暗号資産の市場は非常に好調であり、乱高下を繰り返しているものの、確実に初期と比較すると高騰していると捉えられています。
暗号資産は現行の通貨よりも不安定ではあるものの、金融不安を乗り切るためには必須の存在とも言われており、これからも上昇を続けていくことは間違いないでしょう。
新通貨を誕生させるだろうというBRICSの噂でしたが、国を代表する硬貨や紙幣を新導入することはかなりハードルが高い事は間違いありません。
いつかは可能かもしれませんが、数十年、数百年ではBRICSが理想とする世界改革にはつながっていかないでしょう。
そこで、今回中国とロシアが手を組んで独自の決済システムの構築に乗り出したということです。
決済システムは、デジタル技術やブロックチェーンといった最先端のツールに基づくと言われており、BRICSがこのデジタル通貨を導入することにより、明らかに大きな成長が見込めると考えられています。
●米ドル終焉から始まる通貨評価替え
BRICSがデジタル通貨を新たに導入した場合、どういったことが起こるのでしょうか。
外向きには一般的な決済システムだということで、利用者が日常的に使用できる通貨として存在すると言われています。
皆がこのデジタル通貨を所有することで、BRICSそれぞれの国の通貨とは別の存在となり、利便性が高まることでしょう。
しかし、この動きは脱米ドルへの動きであるといった見方が基本です。ロシアのウクライナ侵攻によって、ロシアは強い制裁を受けています。
しかし、その制裁が可能になっている背景にはドル一強といった裏があり、結果的にドルに頼らずに資金のやり取りができれば、BRICSにとって何が起こっても何ら怖いものはないといったことになります。
新しいデジタル通貨でドルに頼らない資金調達ができることが証明できれば、もう通貨評価替えがスタートする段階に来るでしょう。
デジタル通過はあくまでひとつの手段であり、米ドルが終焉する前触れを作るだけの存在となるでしょう。
通貨評価替えが行われれば、BRICSをはじめとした通貨価値が弱かった国も躍進するほか、ドルや円、ユーロが暴落し経済における世界地図が大きく変化するでしょう。
BRICSこそ、新世界の創出の鍵を握っているのです。
●まとめ
BRICSが、今年の10月に首脳会議を開催する。
このニュースはあまり大きく取り上げられていませんが、世界を揺るがす決定が必ずあるでしょう。
BRICSの存在を見くびってはなりません。
これからの世界、BRICSの動向を見逃さないようにしていきましょう。