「私ならすぐに戦争を終わらせることができる」就任前にそう言っていたトランプ大統領。

すぐに終わらせることは難しくても、停戦に向けた根回しは着々と進んでいるかに見えます。

移民・関税・LGBTQ関連の問題についても数々の大統領令に署名するなど、アグレッシブに行動するトランプ大統領にウクライナ問題の解決にも期待が持てます。

そうなると、ロシアの向こうに見え隠れするBRICS、さらには中国とはどのように向き合っていくのでしょうか。

●関税で揺さぶる

トランプ大統領は、BRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ）に対して敵対的な姿勢を崩していません。

それには、BRICSには米ドルを他の通貨で代替しようとする動きが見え隠れするからです。

米国第一主義をとるトランプ大統領にとってそのような動きは決して看過しないでしょう。

BRICSの国々のどの通貨をもってしても、世界の基軸通貨になる実力はありません。

あくまでも米ドルが第一であり、それに付随してユーロ、英ポンド、日本円が世界の基軸通貨となっているのです。

中国元もそれに続く存在とも言えますが、欧州、日本、そして米国では通用しない通貨であり、信頼性に欠けるので中国元が実力をつけるのはまだまだ先でしょう。

それ以前に中国経済が崩壊しているという見方もあり、中国元の台頭は今後もありえないという向きが大勢です。

そのような見方から、トランプ大統領は、BRICSが独自の共通通貨を導入したり、他の国の通貨を支持したりした場合、100％の関税を課すと警告しているのです。

中国に100％の関税はありえないという考えもありますが、トランプ大統領ならやりかねない、強硬姿勢にBRICSが折れると考える人が大半です。

米ドルは依然として強く、世界を席巻しています。

そのため、国際貿易や他の分野で米ドルが代替される可能性はないでしょう。

その立場を脅かすいかなる行動に対して、トランプ大統領は容赦ない対応を取ることは間違いありません。

トランプ大統領の任期は4年ですが、基本的に大権を振ることができるのは中間選挙までとされています。

それ以降は、大統領の任にあっても議会が拒否する可能性があるのです。

そのため、中間選挙までの実質1年半の間は、トランプ大統領は好きなように暴れまくるでしょう。

依然として米ドルは強く、関税で揺さぶられたら太刀打ちできる国はありません。

トランプ大統領は、世界の基軸通貨で「米ドルの代替はない」と重ねて主張しています。

中国と共闘しているロシアについても、プーチン大統領とトランプ大統領は決して仲が悪いわけではありません。

プーチン大統領が、ロシアにとって良い条件で停戦を望んでおり、それについてトランプ大統領が譲歩して、貸しを作り、中国と対峙する未来図が容易に予想できるのです。

●ロシアとウクライナ問題について

トランプ大統領は、ウクライナ問題に対して自身が大統領であれば戦争を防げたと常々発言しています。

さらに、自分なら戦争を「1日で終わらせる」と発言していました。

そして、プーチン大統領との会談を通じて解決策を模索する意向を示しています。

1日で終わらせるのはさすがにできませんでしたが、遅かれロシアとウクライナは停戦するのでは、という雰囲気になっているのは間違いないところです。

ウクライナ側の厭戦の盛り上がりは間違いなく、北朝鮮から派兵を求めたロシアも似たようなものです。

トランプ大統領の仲介と西側諸国が援助を止めるとすぐにでも停戦する勢いです。

ウクライナはそうであっても、ロシアは強権的な国であり負けを認めることは絶対になく、勝つまであるいは納得のいくところまで戦争を止めないでしょう。

それをわかっているからこそ、ロシアが納得する最低ラインで譲歩させるのが停戦の一番の近道であり、トランプ大統領はそれをよく理解しているのは間違いありません。

そのた、これからの流れは、戦闘凍結の時期や方法、安全保障の具体的な枠組みが焦点となるでしょう。

●BRICSの拡大に向けて

中国の習近平国家主席は2月6日、タイのペートンタン首相と北京の人民大会堂で会談しました。

その会談の席で、習氏は中国とタイが今年国交樹立から50年となることに触れています。

「双方は引き続き手を携えて前進し、中国とタイの運命共同体の建設を推進すべきだ」と提唱したのです。

タイは、昨年発足した拡大BRICSには入っておりません。

しかし、タイがそれに準ずる「パートナー国」に参加することを歓迎しています。

これは、追加関税など対中国への圧力を強めるトランプ米政権に対抗するために、BRICSをより強靱なグループにするための一つの布告と見てよいでしょう。

2025年はタイを筆頭に、東南アジアのあらゆる国を懐柔するべく行動するのは間違いのないところです。

中国国営中央テレビが伝えた。ペートンタン氏の訪中は首相就任後初めて。

ペートンタン首相も「タイは中国との協力を強化し、グローバルな課題に対応していきたい」と応えています。

関税戦争になれば、経済が疲弊しきっている中国に勝ち目はありません。

その中で対抗するにはBRICSの枠組みを活用することが最善と中国が考えていても間違いではないのです。

2025年は、ウクライナ・ロシアの停戦と関税戦争の行方、移民問題が大きくクローズアップされる年となりそうです。

(あくまで個人の見解ですので、情報の活用や真偽については自己判断でお願いします）

注
１）資産防衛NOTE　～人道支援への道～ さんから許可をもらって投稿しています。

BRICSは今後、どのような動きを見せていくのか。その実態はまだ誰にも理解はできません。

とくにロシアとウクラナイの関係性が急展開を迎えており、トランプ大統領が確実に世界を揺るがしそうな行動を取り始めています。

そんな中、ロシアと中国を中心としたBRICSはどのような動きを見せていくのか、かなり注目されているようです。

実際、なぜトランプ大統領がそこまでロシアに介入し、さらにロシアもそれを許容しているように見せているのか、BRICSの今後が大きく変わりそうです。

●脱米ドルは進むのか？

BRICSといえば、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカといった国の頭文字から構成されているもので、当初はそこまで期待されていませんでした。

しかし、少しずつ各国が力を蓄えてきた中で中国とロシアが大国へと成長、さらにウクライナへの軍事侵攻などもあってかその存在感は日々強くなっていくばかりの状況にあります。

なんと、サウジアラビア、イラン、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、アラブ首長国連邦（UAE）といった国々もBRICSへと歩み寄るかたちとなったことでも話題となり、確実に成長を遂げている状況であることは間違いないでしょう。

そんなBRICSですが、まず大きな目標は脱米ドルといった改革でした。

米ドル一強のこの状況を打破しなければ成功はない、全てアメリカの思い通り、世界で最も強い国でアメリカには逆らうことができない。

こんな状況を打破するための連盟国がBRICSなのですが、本当に実現できるのかかなり疑問になっているとも言われています。

●前はよかった

BRICSが力を示していた頃は、トランプではなくバイデン大統領でした。

手腕がどうかは別として、強く抗議する、注視している、そして何かあれば経済的制裁を加えるかもしれない。

そんな、ただの牽制を続けてきただけでにBRICSは成長を遂げました。

当時の世界各国における構成を見るに、アメリカなどの先進国は紳士的な解決を望む、野蛮な行動は質の低い行動であるといったかたちでBRICS側への対応を批判というかたちで牽制しました。

一方、実際に行動してみせようということでBRICS側はお行儀よくそのまま泣き寝入りすることはなく、その力を増長させていき仮想通貨といったかたちでオリジナルの通貨導入の話までも飛び出すほどになったのです。

しかし、今トランプ大統領が誕生し、その状況はやや変わりつつあります。

●アメリカ抜きは難しいと示唆か

ウクライナへの軍事支援についてアメリカ側とすれば、見返りなしでボランティアのようなかたちで行っていたとトランプ大統領は示唆しました。

実際にアメリカ国民の中にはその状況を良く思ってない人たちもおり、そんな余裕があるのであれば我々の生活をどうにかしろ、その不満などが今回の選挙につながったとも言われています。

実際、アメリカはウクライナへの軍事支援の見返りにレアアースの所有権などを交渉しようとしましたが、当初うまくはいかず、ロシアと二国間だけで軍事侵攻の終結へと向けた協議を行い世界が驚きました。

この状況の中、ロシアとしてはアメリカが介入してくれるおかげで、ほど良い利益を得ながら戦争を終結させることができるといった思惑が出てきたとも言われます。

BRICSとの関連性はないと見られていますが、ロシアにとってアメリカは重要な存在であることを示唆しており、結果的にアメリカが重要な存在であることを認めざるを得ない、そんな作戦に乗ってしまっているのです。

●脱米ドルの未来

BRICSが脱米ドルを目指している一方、ロシアはアメリカとの関係を強固にすることでそれが難しくなります。

トランプ大統領も、以前脱米ドルということを行うのであればそれ相応の厳しい制裁が加えられるだろう、そんなことを伝えて話題となりました。

しかし、実際にトランプ大統領が戦争終結のキーマンになってしまった場合、BRICSの主役でもあるロシアは脱米ドルを掲げにくくなることはたしかでしょう。

また、トランプ大統領がBRICSの行動を無視することはあり得ず、アメリカが何らかの介入によって通貨が発行され、結果的に米ドルが最も強いといった状況がさらに加速してしまう恐れもあるわけです。

新しい通貨が誕生してもその流通にアメリカが一枚かんでおり、結果的に儲かる仕組みが作られてしまったら、脱米ドルどころではありません。

しかし、トランプ大統領の行動によってはそういった悪夢にもBRICSが見舞われてしまうといった可能性を否定できないでしょう。

今後、本当にBRICSはどうなっていくのか、これからが正念場と考えて良いのではないでしょうか。

●まとめ

BRICSの脱米ドルへの動きが加速していた中、トランプ大統領の登場によってその動きが揺らいでいます。

何が起こるのか、そしてBRICSはどこまで主張を曲げずに戦えるのか。その動向から目を離すことができません。

(あくまで個人の見解ですので、情報の活用や真偽については自己判断でお願いします）

注
１）資産防衛NOTE　～人道支援への道～ さんから許可をもらって投稿しています。

RV（通貨評価替え）が起こる起こらない、そんな議論が数年前から、いや10年以上前から行われています。

日本にこのRV（通貨評価替え）の話が舞い込んできたのはごく最近のことであり、正直まだまだ知らない方も多いでしょう。

RV（通貨評価替え）は、やや複雑な話でわかりにくく、投資目的に利用しようと考える方にとっても本当にどうなのかといった話題です。

しかし、RV（通貨評価替え）を簡単に捉えればとても画期的かつ当たり前の会アックと考えられます。

RV（通貨評価替え）について、あらためてお伝えしましょう。

●複雑な話だからわかりにくい

RV（通貨評価替え）を簡単に解説すれば、現在の通貨価値をもう一度見直そうといったものです。

金本位と呼ばれる金を担保にした価値で通貨が動いていた時のように、その国の資産などアメリカなど一部の国だけが得をするような状況をしっかりと是正しましょうといったものです。

金融システムは現在、一部の国の過剰な通貨発行、さらに不均衡なチャートレートに支配されていると言っても過言ではありません。

さらに、資産価値は富裕層ばかりに分散されるシステムになっていることもあり、どの国でも問題になっている貧富の差はますます開いていくばかりといった状況です。

もちろん、RV（通貨評価替え）の恩恵を受けるのは発展途上国であり、通貨価値がとことん低い国の価値が是正されることでこういった途上国への投資が拡大し、発展への道が開けていく可能性があります。

ただし、正直RV（通貨評価替え）について知ろうと見ても、どこか複雑でわかりにくい話です。

そのため、投資として期待したいが本当にRV（通貨評価替え）は必要なのだろうか、そういったことで諦めてしまう方が出てきてしまうのです。

●皆が得をするで考える

RV（通貨評価替え）が行われる際、多くは上記でお伝えしたように発展途上国が可哀想だから、通貨価値の低い国がいじめられているからかわいそう、アメリカばかりが儲けてズルいのではないかといった話が出てきます。

そして、そういった不公平な状況を是正しようということで、RV（通貨評価替え）が話題に上がりさらにその施行が期待されているわけでしょう。

しかし、RV（通貨評価替え）のこういった話を見るに、また穿った考え方の人が出てくるのも事実です。

実際、アメリカのように強い国があるからこそ経済が発展しているし、わざわざ弱者を助ける必要などないといった意見です。

たしかに、健康で働ける体を持ち稼ぐ人間がたっぷりと税金を支払い、働けない弱者をそのお金でカバーするといった構図に不満を漏らす方は少なくありません。

弱者は努力が足りない、またそういった状況に生まれてしまっただのから受け入れるしかないなど、まさに優生思想のような考え方で批判する方もいるでしょう。

しかし、RV（通貨評価替え）を行うことで多くの方が平等に戦える、また恩を受けられるといった状況になれば話が大きく変わってきます。

むしろ、今よりも皆が得を得られる可能性がありますし、充実した生活ができるようになるのではないでしょうか。

●おかしな状況から脱却

例えば、わかりやすくいきましょう。

とあるAという土地があり、５０の田畑があるとします。

巨大な組織と結託している一部の田畑の人間の作る作物は高く買取してもらえる一方、ほかの田畑は土地が悪いということでほとんどただ同然で作物を奪い取られるような状況だったとしましょう。

こんな場所は嫌だということで、価値の低い田畑の従業員は誰もが恩恵を受けられる一部の田畑へと集合し、余計にその一部の田畑が生産数や能力、技術、そして金銭が受けられるように発展してきます。

しかし、だからといってほかの貧しい田畑を潰すわけにはいかないですし、人は生きています。

そこで、RV（通貨評価替え）です。今まで日の目を浴びることがなかった田畑の価値を是正することで、そこで働く人たちも少なからずまともな報酬を受けて生活できるようになります。

さらに、当然ですが生産量が増えるため庶民にとっても作物は手に入りやすくなりますし、田畑によってさまざまな作物を育て、さらに味の個性も微妙に違ってくるとなれば食べ比べする面白さも出てきます。

ここで肝心なのは、最初に儲けすぎていた田畑の連中ですが、報酬は下がりますし生活水準も下がるかもしれません。

しかし、生活は普通でより多くの人々と交流が生まれますし、競争も健全になり人間としての生活を取り戻します。

そこで、もっと贅沢したいから嫌だ！と言っているやつはいつか除外されるでしょうね。

これこそ、RV（通貨評価替え）の魅力なのです。

●まとめ

RV（通貨評価替え）は、今の私たちの生活をより良く、より素晴らしいものにしてくれます。

富裕層だけがお金が減り、いやだ！と嘆くからこそRV（通貨評価替え）が行われないのです。

そういった幼稚な発想を持たない人が増えることこそ、地球が発展していくポイントのはずなのですけどね。

(あくまで個人の見解ですので、情報の活用や真偽については自己判断でお願いします）

注
１）資産防衛NOTE　～人道支援への道～ さんから許可をもらって投稿しています。

BRICSの動きが活発化している今、インドネシアが加盟することが報じられ話題となっていました。

東南アジアもBRICSにとっては重要な位置を占めており、これらインドネシアとともに東南アジアの国々がBRICSに加入し始めるのではないか、そんな動きが起こる予想を誰もがしていました。

しかし、トランプ大統領による牽制は真実味を帯びてきていることもあり、おそらく今後加盟国が減少してしまう恐れがあります。

BRICSと米国の動きが、どうなっていくか注目していくしかないでしょう。

●アメリカ至上主義は勝利するか

トランプ大統領がまさか再選するとは、多くの日本人はわからなかったことでしょう。

一度の失敗でその人生を葬り去るといった日本の価値観とは違い、アメリカはどんなに悪いことをしようが、仕事で成果を挙げてくれるのであれば構わないといった流れです。

そういった中でトランプが再選したわけですが、彼が掲げているのはアメリカ至上主義といった、アメリカが最も世界で強くなる必要があるといった思想です。

その思想が悪いとは言いませんし、実際に富裕層高待遇だったり移民問題、さらに貿易でアメリカが不利である取引など、アメリカ国内での不満を思い切り払拭しようと考えているわけです。

しかし、それが前回のような流れであればまだ良かったのですが、今はBRICSが存在します。

BRICSは脱米ドルへ向けた取り組みを加速化させている取り組みであり、この取り組みが成功すればアメリカ至上主義世界は崩壊します。

そうなればどうでしょうか。トランプは、何をしてくるかはわかりません。

●BRICSも戦々恐々か

平和主義で貫かれている先進国は、BRICSにとってはある意味で生温い存在であり扱いやすかったのかもしれません。

ロシアを中心としたBRICSは、今ブラジル（Brazil）、ロシア（Russia）、インド（India）、中国（China）、南アフリカ（South Africa）だけでなく、bricksは、サウジアラビア、イラン、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、アラブ首長国連邦（UAE）などと規模を拡大させていきました。

何をしてくるかわからない、そういった意味で注視といった立場をとっていたバイデン政権だっただけに、BRICSは揺さぶりをつねにかけていたと考えることができるでしょう。

しかし、今トランプ政権が新しく発足しており、BRICSの加盟国、そしてこれから加盟しようと考えている国々がBRICSから脱退していく可能性が出てきているのではないでしょうか。

●生きていけないか？

例えば、BRICSが脱米ドルといったかたちで、自らたちが新たな通貨を発行しようと考えていることは周知の上でしょう。

RVなどの話がある中で、そこまでではないもののBRICS通貨が成功すればRVの加速にも大きな影響を与えることはたしかです。

しかし、アメリカ至上主義を貫いているトランプにとって、ドル以外の通貨での経済的取引を好ましいとは思っておらず制裁を下すといった話は2024年12月に大きな話題なりました。例えば、100％の関税を求めるといった話です。

米国など関係ない、アメリカ抜きでもやっていけるだろう。

そう考えているかもしれませんが、アメリカ市場は巨大であり、アメリカで成功を収めることでその国の経済が潤うといっても過言ではありません。

ロシア、中国なども経済規模は大きいでしょう。

しかし、アメリカ以上に他国の文化を許容していないと言われればそれまでで、bricksがどこまで守ってくれるかはわかりません。

実際、100％の関税が強いられる中で加盟国の一部はジリ貧となり、武士は食わねど高楊枝のような毎日を送るわけにはいかなくなります。

そうなれば、BRICS脱退となり、今急成長を遂げているBRICSに暗い影を落とすことになるわけです。

●何が起こるかわからない

実際、アメリカ一強は許せないといった動きの中で、その思いに賛同している新興国がBRICSを形成しています。

アメリカとの一切の取引がない国であれば良いですが、中にはアメリカとも良い関係を築いている国もあるでしょう。

今まで、バイデン政権のように優しい言葉でやめてほしいな、程度で伝えてきた弱腰のアメリカだっただけに、BRICSはある意味でやりたい放題だったかもしれません。

脅せば話し合おうといって相手がある程度譲歩してくれる、そういった微妙な力関係にあったアメリカとBRICSでした。

しかし、今ではトランプ政権となり、優しい言葉で終わるようなことはありません。

最悪、今後の取引中止、BRICS加盟国が米国で展開するサービスは使用停止など、平気で制裁を加えようとしてくるでしょう。

BRICSはここからは正念場です。

●まとめ

BRICSがこれからどういった動きを見せてくるのか。

これは本当に目が離せないところです。

トランプ大統領になった今、BRICSの動きを注視していく必要がありそうです。

注
１）資産防衛NOTE　～人道支援への道～ さんから許可をもらって投稿しています。

BRICSの勢いが止まらない中、2025年1月に大統領として復帰するのがトランプです。

トランプは、BRICSについてどう考えているのか気になる方も多いでしょうし、一方でBRICSを手助けてして新しい世界を作ろうとしている、そんな見方をする方も少なくありません。

しかし、2024年最新ニュースでトランプはBRICSを牽制しているといった記事も出ています。

ここから、彼の本当の狙いとBRICSの今後について考えましょう。

●脱米ドルを目指すBRICS

bricksはロシアなどを中心とした新興国で形成されている経済連携であり、ここ数年でかなりの勢いを増していることで知られています。

その理由はさまざまありますが、基本的にロシアが中心となっていることから、ロシアに頼らざるを得ない国々が多いからといった話があります。

RVなどが行われると噂が今もなお蔓延していますが、要するにBRICSが目指す脱米ドルが成功したあかつきに通貨評価に大きな変化が起こると考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

しかし、バイデンの時のようなことにはいかないだろう、そう考えているのが経済市場です。

今やトランプが大統領に返り咲くことで、対話というよりは明らかに強行的な作戦でロシアを牽制することは間違いありません。

そんな中、脱米ドルを目指しているbricksを早くも牽制し出しているのが、トランプと言えます。

●関税への言及

さてBRICSがドルから離れようと動きを見せているのは、共通通貨の創設や国際決済においてドルが外すことができない存在だからです。

そもそも、ドルは世界に数多く存在する通貨のひとつにしか過ぎないはずですが、今や世界の中心的な通貨と意識されるようになり、実際に国際決済ではドルの動きに全ての国の通貨が影響を受けている状況です。

そのため、ドルがなくなることは世界経済全てがひっくり返るような事例であり、それを単純に許してしまってはアメリカ経済が大きな打撃を受けることになるでしょう。

トランプは、強いアメリカ、そうアメリカ一強世界を取り戻そうと言ったスローガンのもとで当選を果たした、超絶的な保守派です。

そんなトランプと真逆の活動を行なっているBRICSを牽制するのは当然の話であり、さらにその動きが加速していくことは間違いないでしょう。

そんな中、トランプは就任前からすでに、「国際決済で米ドルに代わることはあり得ない」といった発言をしています。

米ドルである必要があるといったニュアンスではなく、あくまで米ドルでなければならないと強い言葉で断定しているところが今回のポイントです。

さらに驚くべきことに共通通貨創設などを強行するのであれば、100％の関税をかけるといった脅しまでしているのです。

トランプといえば関税ですが、アメリカと取引ができなくなるとBRICS加盟国も痛手を被るでしょう。

●安全保障が関係している？

ドル安になった場合、アメリカは今よりも経済的には成長すると言われています。

そもそも、BRICS会議でプーチンが共通紙幣を模した何らかの紙幣サンプルを持っていたことがあり、それがトランプの発言につながったと言われています。

しかし、上記でお伝えしたようにドル安になればなるほど、アメリカは経済力を高めると言われているため、わざわざ牽制した意味がわからないといった有識者も多いようです。

では、なぜトランプはBRICSの動きに警戒感を示したのでしょうか。

それが、どうやら安全保障における問題が生じるのではないか、そんな疑念からこういった声が高まっていったと言われています。

基本的に国際銀行間通信協会（SWIFT）といった存在が今は強いと言われており、それから離れる国が増えていくことが懸念材料となっているようです。

つまり、今は国際銀行間通信協会（SWIFT）の存在が絶対的であり、貿易などを行う上でもこの加盟国であることがベースにあります。

そうでないと何も世界で貿易もやりとりも、銀行預金なども国が作れないため、まさに世界経済を牛耳っている銀行協会とも言えるかもしれません。

しかし、BRICSが成長を遂げていくことで新紙幣が誕生した場合、国際銀行間通信協会（SWIFT）から離脱する国画増加していく可能性があります。

ドルやユーロが関連せずに自由貿易ができてしまうと、何らかの戦争が起こった際に経済制裁ができなくなるといったケースが出てくると言われています。

これは、たしかに安全保障の問題上、アメリカが立場を守ることができなくなり世界秩序が崩れていく可能性があります。

そのため、その状況をトランプはどうしても避けたいといった思いから、今回の牽制があったと言われているようです。

●まとめ

BRICSの活躍による新紙幣の誕生などは、私たちの平和を脅かすのでしょうか。

それとも、全く新しい世界を見せてくれ平和への道が開けるのでしょうか。まだまだ、BRICSは注視する存在です。

RV(評価替え)や今後の経済状況、金融に関しての旬な話題などを通して、あなたの大事な資産を守る為に、役立つような記事を投稿しています。

(あくまで個人の見解ですので、情報の活用や真偽については自己判断でお願いします）

インドネシアルピアなど、マイナー通貨への投資を検討している方も多いようです。

マイナー通貨と一口に言ってもさまざまですが、ドルユーロ、円などとは違うマニアックな通貨と考えるとわかりやすいでしょう。

さて、そんなマイナー通貨が注目されているのがRVなどの存在によるものです。必ず高騰するといった話題が世間を騒がしていることに加え、昨今のBRICSの動きを見るに何かあるのではないか？と、期待されているようです。

実際問題、マイナー通貨は買いなのか考えていきましょう。

●マイナー通貨は期待できるか？

マイナー通貨とは、FX用語でよく耳にする単語です。

取引が少ない通貨であり、それだけ不安定であることから素人は手を出してはならない、そんなかたちで伝えられているものです。

しかし、ここ近年そんなマイナー通貨は必ず高騰するといった声が都市伝説的に叫ばれており、それに便乗した危険な商いをするような事例も出てきています。マイナー通貨が高騰すると言われているのが、RV（通貨評価替え）の存在です。

RV（通貨評価替え）は、今現在の通貨評価基準を一旦白紙にしてしまい、金本位制のように価値の変わることのない資源などを担保にした通貨制度になります。

それが起こることで銀行システムが崩壊し、さらに世界各国の通貨価値が見直され、マイナー通貨が高く評価されるといった話です。

たしかにRV（通貨評価替え）が起こりマイナー通貨の価値が高まったとすれば、それなりに高騰する可能性はあるでしょう。

しかし、断言できる話ではありませんし、いつどのタイミングで、さらに本当に起こるのかはまだ誰にもわかりません。

●BRICSを見ると期待できる

RV（通貨評価替え）ではなく、どちらかというとBRICSの動きがマイナー通貨の将来性を示唆しているかもしれません。

BRICSとは、ブラジル（Brazil）をはじめとした、ロシア（Russia）、インド（India）、中国（China）、そして南アフリカ（South Africa）などの頭文字をとったもので、その中心的存在は今はロシアと言われています。

ウクライナ侵攻におけるロシアへの風当たりは厳しく、アメリカを中心とした経済大国においては制裁を続けるなど、不安定な世界情勢の諸悪の根源的な存在として扱われているほどです。

しかし、そんなロシアが主軸となっているBRICSでありながら、年々加盟国が増加しているのが実情です。

2024年からはBRICSにアラブ首長国連邦（UAE）、イラン、エチオピア、エジプトが加盟、さらに多くの国が加盟を目指しており、あの北朝鮮もその加盟に興味を示しているといった報道があり驚かされました。

BRICSに参加する多くの国は新興国であり、そこで流通してる紙幣はマイナー通貨です。

要するに、BRICSが台頭し成長をつづけることでそれらマイナー通貨の国も発展、結果的に高騰する可能性があると示唆できるのではないでしょうか。

●トランプの牽制でなお現実的に？

マイナー通貨が高騰する、または何らかのかたちで価値が高まるケースは、「米ドル依存」から脱出した時だと言われています。

BRICSの目的はさまざまでしょうが、まずこれら新興国によってつくられた組織で回すことができる通貨を生み出し、「米ドル依存」を行い経済力を安定させるといったことです。

輸入・輸出など、国々のやりとりの主軸は米ドルとなっており、さまざまなしがらみよりアメリカが最も得をするような仕組みになっているのが実情でしょう。

「米ドル依存」による弊害は確実に起こっており、とくにマイナー通貨を利用している国などはどうあがいても米国に勝るような取引はできず、どんどんその価値を下げてしまっているところがあります。

しかし、BRICSの「米ドル依存」が成功した暁には、明らかにマイナー通貨は新しい世界が開けることから、かなりの高騰が期待できるようになるでしょう。

そして、ドル決済からの脱却を目指しているBRICSは暗号資産などを開発していると噂になっており、あのトランプが牽制したことで話題に。

都市伝説であれば無視で良いところを、わざわざ米国の大統領として返り咲くトランプが口を出したことは、現実味を帯びていることへの印と考えても良いかもしれません。

●マイナー通貨は期待できる

マイナー通貨は、何が起こるかわからない社会・世界情勢の中で、期待できる投資先かもしれません。

仮にBRICSが米ドルからの脱却ができなくても、新たな紙幣で経済を回すことは十分に想定できます。

そうなった際、今よりもマイナー通貨が高騰する可能性はあり、大変期待できる投資となるでしょう。

●まとめ

マイナー通貨は、まだまだ未知数の可能性を秘めています。

一方で、BRICSの動きを見るに何らかの新しい紙幣が誕生しそうな雰囲気は感じ取れるでしょう。

今まさに、時代が変わろうとしている瞬間なのかもしれません。

RV(評価替え)や今後の経済状況、金融に関しての旬な話題などを通して、あなたの大事な資産を守る為に、役立つような記事を投稿しています。

(あくまで個人の見解ですので、情報の活用や真偽については自己判断でお願いします）